2026/09/28 23:40



いつか、森に小さな小屋を建てて暮らしたい。


そんな気持ちが、年々大きくなっています。よし、まずは小屋の先輩に会いにいってみようと、ご近所の友人、岩尾家の小屋を訪ねました。


2014年に東京から家族5人で岡山に移住し、アップサイクルブランド「3sun(サン)」や「BAILER」のものづくりをして暮らしている岩尾家。小屋の話を聞こうと訪ねたが、話は子育てや家族、教育や人生とどこまでも広がっていった。







生活空間から、少しだけ離れた居場所。

岩尾家が小屋を建てたのは、コロナ禍で時間ができたことがきっかけでした。長女のたまちゃんと父のしんいちさんの2人で、2年をかけて庭に建てた小屋。絵を描いたり、いろんな作品をつくるたまちゃんのアトリエとして、小屋は使われていました。





小屋のある暮らしはどんなだろう。暮らしの変化を母ようこさんに聞いてみた。

「小屋ができて、たまちゃんが集中して作品をつくるようになったよ。小屋の良さは、暮らしの余計なものがなくて、自分自身をみつめられるところかな。」

日々はなんだかんだと慌ただしく、気付けは目の前のことや現実的なことばかりに埋め尽くされてしまうけれど、生活空間から少しだけ離れた小屋は、ぽーっんと心を遠く旅に連れ出してくれる力があるような気がした。





岩尾家の、ワンダーな小屋。

岩尾家では、小さなころから家族でなんでもつくったり、車中泊でキャンプをしながら旅をしてきた。子育てについて聞いたときのようこさんの言葉が印象的だった。

「授かって巣立ってゆくまでの時間を、あずからせてもらってる感覚。その子が持って生まれた種が伸び伸びと育っていけるようにサポートしてるだけ。」





じぶんたちの感覚に従って生きる。

岩尾家はいつも、あたらしい選択肢に気づかせてくれます。ほかの誰かじゃなく、じぶんはどう思うのか、どうしたいのか。そんなふうに、いつもじぶんたちの感覚に従って暮らしているようにみえます。岩尾家の小屋を見ていると、子どもの頃夢中でつくった秘密基地を思い出した。小屋にはワンダー(好奇心や冒険心)が詰まっている。

帰り際、本棚にあった本を開きました。そこには、いつか自分が思い描いていたような風景がありました。森の中に、小さな小屋がひとつ。いつかこんな小屋を、belkとしてじぶんたちの手で森につくってみたい。








Subject : Iwao Family
Word, Photo : belk Editorial
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