2026/05/03 10:19

岩尾家の、ワンダーな小屋。
いつか、森に小さな小屋をたてて暮らしたい。そんな気持ちが年々大きくなっています。よし、まずは小屋の先輩に会いにいってみようと、ご近所の友人岩尾家を訪ねました。
2014年に東京から家族5人で岡山に移住し、アップサイクルブランド3sun(サン)やBAILERというバッグのものづくりをして暮らしている岩尾家。小屋の話を聞こうと訪ねたが、話は子育てや家族、教育や人生とどこまでも広がっていった。
生活空間から、少しだけ離れた居場所。
岩尾家が小屋をたてたきっかけは、コロナ禍で時間があったから。長女のたまちゃんと父のしんいちさんの2人で、2年をかけて庭にたてた小屋。絵を描いたり、いろんな作品をつくるたまちゃんのアトリエとして小屋は使われていた。
小屋のある暮らしはどんなだろう。暮らしの変化を母ようこさんに聞いてみた。
「小屋ができて、たまちゃんが集中して作品をつくるようになったよ。小屋の良さは、暮らしの余計なものがなくて、自分自身をみつめられるところかな。」
日々はなんだかんだと慌ただしく、気付けは目の前のことや現実的なことばかりに埋め尽くされてしまうけれど、生活空間から少しだけ離れた小屋は、ぽーっんと心を遠く旅に連れ出してくれる力があるような気がした。
岩尾家の子どもたちはみんな、らしさがある。
小さなころから、なんでもつくったり、車中泊やキャンプをしながら家族で旅をしてきた。子育てについて聞いたとき、「授かって巣立ってゆくまでの時間を、あずからせてもらってる感覚。その子が持って生まれた種が伸び伸びと育っていけるようにサポートしてるだけ。」とようこさんが話してくれた言葉が印象的だった。
岩尾家はいつも、あたらしい選択肢に気づかせてくれる。ほかの誰かじゃなく、じぶんはどう思うのか、どうしたいのかにいつも従って生きているようにみえる。岩尾家の小屋を見ていると、子どもの頃夢中でつくった秘密基地を思い出した。小屋にはワンダー(好奇心や冒険心)が詰まっている。
帰り際、本棚にあった本をひらくと思い描いたような風景があった。いつかこんな小屋を、じぶんの手で森につくりたい。

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