2026/04/20 11:41

いつか、森にちいさな小屋をたてて暮らしたい。そんな気持ちが、年々おおきくなっています。よし、まずは小屋の先輩に会いにいってみようという特集です。Vol.1はご近所の友人、岩尾家を訪ねます。


近所に暮らす友人、岩尾家の小屋を訪ねた。

2014年に東京から家族5人で宇野に移住して、アップサイクルブランド3su(サン)やBAILERというバッグのものづくりをして暮らしている。小屋の話を聞こうと訪ねたが、話は子育てや家族、教育や人生どこまでも広がっていった。

 

岩尾家が小屋をた建てたきっかけは、コロナ禍で時間があったから。長女のたまちゃんと父のしんいちさんの2人で、2年かけて庭に建てた小屋。絵を描いたり、いろんな作品をつくったりするたまちゃんのアトリエとして小屋は使われていた。

 

小屋のある暮らしはどんなだろう。暮らしの変化を母ようこさんに聞いてみた。「小屋ができて、たまちゃんが集中して作品をつくるようになったよ。小屋の良さは、暮らしの余計なものがなくて、自分自身をみつめられるところかな。」たしかになぁと思った。日々はなんだかんだと慌しくて、気付けば目の前のことや現実的なことばかりに埋め尽くされてしまうけれど、生活空間から少しだけ離れた小屋は、ぽーっんと心を遠く旅に連れ出してくれる力があるような気がした。















' 当時の制作風景 '

' 当時の制作風景 '

' 当時の制作風景 '




岩尾家の子どもたちはみんな、個性がある。小さなころから、みんなでなんでもつくったり、車中泊やキャンプをしながら家族で旅をしてきた。子育てについて聞いたとき、「授かって巣立ってゆくまでの時間を、あずからせてもらってる感覚。その子が持って生まれた種が伸び伸びと育っていけるようにサポートしてるだけ。」とようこさんが話してくれたことがとても印象的だった。

 

岩尾家はいつも、あたらしい選択肢に気づかせてくれる。ほかのだれかじゃなく、じぶんはどう思うのか、どうしたいのかにいつも従って生きているようにみえる。

 

岩尾家の小屋を見ていると、子どものころ夢中でつくった秘密基地を思いだした。小屋にはワンダー(好奇心や冒険心)が詰まっている。    

帰り際、本棚にあった本をひらくと思い描いたような風景があった。いつか、こんな小屋を森につくりたい。