石川隆児さんの凛とした、暮らしに寄り添う器たち。

石川さんの器はいつもなにかの間(あわい)にいる気がします。あたらしいとふるい、日常と特別、作品と道具。そんなどっちつかずのバランスが日常に心地良いリズムを生んでくれるんだと感じます。

うつくしい、日常の器

端正でうつくしい器。それでいて丈夫なので扱いを気にすることなく暮らしの中で大活躍してくれます。
サイズは2種類。中はデザートプレートや取り分け皿として、大はワンプレートやおかずの盛り付けにちょうど良いサイズです。大はほんの少しだけ中よりも深くなっているところも使っていて心地良いポイントです。

白と貫入。
やわらかくなめらかで光をあつめる乳白色の白と、アンティーク食器のような風合いで存在感のある貫入。「貫入」とは、焼き上がった陶器を窯から出して、冷ましている過程で生まれるヒビのような模様のこと。

あたりまえの中に

なんでもない一人の時間やあたりまえの食卓を、すこしだけ特別なものにしてくれる石川さんの器。でもきっとほんとうはなんにも変わってないんです。なんでもないあたりまえの日々の中に、いつだってうつくしい光は溢れていて。

そんなことを気づかせてくれる、石川さんの器です。

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Profile

石川 隆児

1985 年 東京生まれ
2008 年 明星大学陶芸専攻科 修了
2013 年 愛知県立窯業高等技術専門校 修了
2015 年 ~ 都内にて制作開始